単なる趣味で終わらせないために…
鳴り物入りで迎えることになったMac Pro (1st Gen.)ですが、正統にリカバリしただけでは趣味の置物になってしまいそうです。Snow Leopardも登場から10年以上経っていますし、いくらパッケージがかわいくても仕事で使うにはいろいろと無理があります。
巨大な筐体にふさわしい働きをしてもらうためにも、El Capitanの夢を見せてもらいたいですねー。
手始めのLion
まずはOS X 10.6 Snow LeopardをOS X 10.7 Lionにアップデートします。いや、必要ないかもしれないですが、いまだにLionが購入できることからすると、公式にサポートされる最終版は入手しておくのがマナーといったところでしょうか。(ちなみに、2021年2月現在、Mountain Lionも購入できます。)
購入後 2日ほどでAppleからコンテンツコードが送られてきましたので、App Storeに入力してLionのインストーラをダウンロードします。
インストール自体は特にこれといったこともなく完了。ただ、やはり古いOSということもあり、Safariで開けるサイトにも限界があるようです。初代Mac Proを有効に活用するためには、El Capitanの夢を実現させるしかなさそう…。
BootCampでWindows 10 (x64)
公式にサポートされるMac OS Xの最終版とはいえ、このままでは単なる趣味で終わってしまう…。なんとか仕事に使えるマシンに仕立てようと、Mac OS定番のBootCampでWindows 10をインストールすることにします。
初代Mac ProはEFIが32ビット云々の話がありますが、Windowsについてはx86/x64問わずインストールができるようです。ただし、WindowsサポートソフトウェアはBig Surが動いているMacで最新のものをダウンロードし、BootCamp上のWindowsにインストールできるようUSBメモリなどに保存しておきます。
というわけで、Windows 10 Pro (20H2)のデュアルブートに成功。GeForce 7300 GTもきちんと認識されます。
BootCampでWindowsの最新版が動くようになった初代Mac Pro。息を吹き返したように見えますが、コレジャナイ感が圧倒的に強い…笑。リストラ対象の熱い視線を吹き飛ばすためにも、やはり……。
夢が叶う
さて、まずはスクリーンショットをご覧ください!
キタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!!
途中経過をすっ飛ばした状態ですが、ついに初代Mac ProでMac OS X 10.11 El Capitanが動きました! ググること数日、再起動することウン十回、ついに夢が叶いました。グラボが64ビットEFIに対応していない7300 GTのままなので表示がおかしくなっていますが、見事に起動しました。PagesやNumbers、Keynoteも使えます!
これはもう、今なおネット上に残されている先達の挑戦の記録のおかげです。感謝です。最悪の場合は起動不能になることを覚悟で臨んだ部分もありましたが、いじり倒したMac Proはこんな状態になっています。幸せー(・∀・)
グラボの限界
標準のGeForce 7300 GTでEl Capitanが動いてくれることに驚きですが、やはり重たい! お世辞にも快適とはいえない状態です。
いよいよ最終章に入りますかー!?