使い続けたくなる理由とは
積年のホコリを掃除してすっかりキレイになったDELL XPS 630i。退役して10年近く経過したとは思えない存在感を前にして、「仕事に使うPCには ときめきを感じないとね」などと どこかで聞いたようなフレーズが思い出されます笑
そう、ときめきさえ感じれば他に理由はいりません(キリッ)。ビンテージPCコレクターの気持ちに少し近づいたかも…。
Windows 10をインストール
さっそくWindowsをインストールする訳ですが、購入時にプリインストールされていたのはWindows XP。すでにサポート切れなので、ここはやはりWindows 10でしょう。手っ取り早くインストール用のUSBメモリからブートしたいのですが、なぜかUSBでのブートは外付けDVDやフロッピーディスクドライブ(!)しかできません。最新のインストールISOファイルはDVDのサイズを超えているので、少し前のバージョンのDVDでインストールした後、すぐに最新バージョンのISOファイルをネットワークドライブから取り込んでマウントし、アップグレードすることにします。
3.5インチドライブベイは4個ありますが、SATAの1つをDVDドライブに使っているのでHDDは3個まで。SSDにしたかったのですが、あまりお金をかけるのもアレなので 余っていたHDDを引っ張り出してきて載せました(250GB+500GB+500GB)。サービスマニュアルを見るとRAIDも組める(RAID 0、RAID 1)ようなので、うまく稼働したら500GB×2でRAIDも組んでみようと思います。ということでWindows 10は250GBのCドライブにインストールしました。
最新版(20H2)へのアップグレードも順調に進み、まったく問題なく終了。Windows 10になってOSのリカバリも一段と簡単になりました。GeForce 8800 GTのドライバも勝手にインストールされますが、これはNVIDIAのサイトから最新版をダウンロードして手動でインストールしました。
メモリ4GBというボトルネックのせいか起動に少し時間がかかりますが、起動してしまえばなんとか使えるレベル。ここまでくるとパフォーマンス云々よりXPSの雰囲気で勝負……笑
仕上げのイルミネーション
ところで、XPS 630iの特徴といえばフロントとリアに配置されたイルミネーションLED。さすがゲーミングPC! 計4か所のLEDの点灯色や輝度を個別に設定して開発時のモチベーションをアップさせてくれる……はずが、なんと設定に必要なアプリがWindows 10に対応していない!
購入時のリソースディスクにはXP用の設定アプリが入っていますが、インストール時のOSチェックではじかれてインストールできません。イルミネーションを設定するためだけにXPとデュアルブートにするのも敗北感が…。DELLのサポートページをいろいろと調べてみると、イルミネーションの制御にはnVIDIA ESAというものを利用する(←Windows 10未対応)んですが、DELLのゲーミングPCブランドAlienwareやDell Gに付いてくる「Alienware Command Center」がその後継になるような雰囲気。XPSに対応する「Alienware Command Center」をDELLサイトからダウンロードしてインストールするも、見事にハズレ。端末固有の設定ができるはずないか…。
調査を続けてると、なんと「Alien FX for XPS」なるものを発見! 名前からして今度はいけそうな匂いがします。さっそくインストールしてみると、途中で「.NET Framework 3」を入れろと怒られましたので、WIndowsの機能の有効化から追加しました。で、インストールは成功。
恐る恐る起動してみると…
━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!!
XPS 630iに完全対応。当然ながら筐体のカラーリングまでは反映されていませんがリアルタイムで設定を確認できるのは秀逸。
いろいろといじってみましたが、すべてを高輝度白色で光らせるのがいい感じ。いつでも変更できるので しばらくこれでいきます!
今後の計画など
雄姿を眺めているだけでモチベーションが上がること間違いなしのDELL XPS 630iですが、やはり働かせてこそ真価を発揮するのは当たり前。今後のテコ入れとしては…
- 拡張性を活かしてRAIDを組み、メディアサーバーにする
- グラボのSLI化
…こんなところでしょうか。
SLI化については同じグラボの入手とSLIブリッジハーネスを調達する手間を考えると、もう少し上位のグラボに改装した方が得策なような気もします笑